開花宣言から2週間以上、今年は長い期間桜を楽しむことができました。
今年の桜を惜しむように、週末は桜の名所はどこも沢山の人で賑わったようです。
牛田山の麓では満開の桜とヤマザクラや様々な木々の芽吹きが美しいハーモニーで人々を魅了しました。
公園では花の時期が終わり、葉桜となったヤマザクラと満開のソメイヨシノが並んで、まるで季節のバトンを渡しているような姿も見られます。
わずかな風に花びらが舞う、美しい瞬間に居合わせる幸せも体験できました。
公園からさらに登ると、日の当たる道端にはひときわ目を引くこの花。
クサイチゴ。
本格的な春の代表者で5月ごろには実が赤く熟し、食べられます。
一年に2度3度と人を楽しませてくれるキイチゴの一種です。
山の稜線に出ると、日光の大好きな低木が花を開いていました。
ザイフリボク(采振り木)ともシデザクラとも言われている春を代表する低木です。
こちらはお馴染みのコバノミツバツツジ。西日本を代表する春一番のツツジです。
サクラの開花を合図に、いえ本当はもっと早く人間の気づかないうちに、時は「山笑う季節」へと進んでいたようです。
再び公園に戻ると、瑞々しい新緑の陰で恥ずかしそうに咲く花に出会いました。
植栽のイロハカエデ。
花はまるで風鈴のように下を向いて咲いていました。
新緑の季節。今年もこの輝かしい季節に出会えたことに感謝!
by dahai