日本と中国の人びととの友好交流などなど


by kanwu1950rizhong
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黒竜江省の佳木斯(チャムス)。
ここで、7月12日、全国日本語スピーチ大会が行われました。
参加者は中国で日本語を学ぶ大学生たち、そして引率教師。
私も学生とともに参加しました。

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写真はハルビン東駅。
チャムスは、ハルビンから快速で6時間。
列車は成都発。
前に座っていた小学生は、おととい広元(四川省)から乗ったと言っていました。
車中すでに3日目です。
私は硬臥(2等寝台)ですが、ずっと窓際のイスに座っていました。
途中の小興安嶺(しょうこうあんれい)の景色を見たかったからです。

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写真は松花江、そしてチャムスの街。
この大河は、さらに下流部(写真の上方向)でアムール川に合流します。
チャムス以東一帯は、広大な黒土地帯です。

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会場は、佳木斯(チャムス)大学。
大会期間中、私は多くの中国人教師たちと交流することができました。
前任校の中国人の同僚とも再会し、旧交をあたためました。

スピーチをする学生は51人(51大学)。
テーマスピーチと即席スピーチの合計点で競います。
テーマスピーチは、すでに題目が与えられ練習してきているもの。
即席スピーチは、当日会場で初めて知らされるものです。

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即席スピーチでは、日本語の力がはっきりと現れます。
学生たちの、即興で四苦八苦しながらスピーチをする姿に、会場からはしばしば笑いがこぼれます。

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写真の武漢の学生のスピーチは、聴衆を引きつける魅力を持っていました。
エピソード、話し方、説得力、どれも強く印象に残るものでした。

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大会中は大学名、名前とも一切明かされません。
最終成績の発表時、初めてわかります。
写真は上位の5名。
スピーチ内容はレベルの高いものでした。
5人は日本の霞山会より、1週間の日本研修旅行が贈られます。

日本と中国の未来を担う人材が、この大会参加者の中から多く出てきてくれることを、願ってやみません。

              by トンファン




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# by kanwu1950rizhong | 2017-07-19 11:29 | Comments(0)

ハルビンはすでに真夏。
日中は強烈な日差しです。
乾燥しているためか、汗はそれほどかきません。
朝晩は比較的涼しいです。

大学は試験週間。
学生たちと会う機会はめっきり減りました。
彼らは教室や図書館、寮の自習室などで勉強しているのです。

写真は松花江(しょうかこう)。
左は太陽島(たいようとう)。右はハルビン市街。

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太陽島は松花江の島。
20世紀初頭、ロシア人たちの夏の避暑地として有名でした。
現在も季節を通じて、多くの人々でにぎわっています。
埃っぽい町中と違い、ここは緑が多く鳥のさえずりも聞こえてきます。
先日、この島にある「哈尔滨城史文物館」を訪ねました。
ハルビンの近代史の資料館です。
展示資料には、中国語、ロシア語、日本語が混在していました。

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1913年1月、「中東鉄路局」が実施したハルビンの人口調査があります。
人口68549人。53民族。45言語。
民族の内訳は、ロシア人34313人、中国人23537、ユダヤ人5032人、ポーランド人2556人、日本人696人、ドイツ人564人…。
まさに国際都市であったことがわかります。

写真はイタリア領事館跡(1926年)。
バロック風の彫刻がまだ残っています。

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このあたりは、デパートや高層ビルの並ぶ市の中心部。
周囲には歴史的な建造物が多く残っています。

ハルビンの夏は、音楽の街としても有名です。
西洋の著名な音楽家たちが、この地に亡命してきた歴史があるからです。
当時、交響楽やオペラなどが盛んに上演されました。

中央大街(たいがい)。
この通りでは、今年も夏の音楽会が始まっています。
写真の右の建物はモデルンホテル(1913年)。
この2階のバルコニーでは、毎夕6時半、音楽会(阳台音乐)が開かれます。

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ロシア人の演奏家たちが次々にこのバルコニーに立ちます。
左の赤いドーム状の屋根の建物は、旧松浦洋行(1918年)。

聖ソフィア大聖堂。
ここでも毎夕音楽会が開かれています。
荘厳な教会と重厚な弦楽器の響きはよく似合います。

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以前紹介した「聖イーベルスキイ教会(1908年)」。
新駅の建設で周囲の建物が壊され、がれきの中から教会の本体跡が現れてきました。
かつては美しい7本の尖塔がそびえていましたが、文革期、破壊されました。
写真の左は建設中のハルビン北駅。

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工事用の塀に、完成図のイラストが描かれていました。
教会の尖塔が復元されるようです。
一体どのような姿で披露されるのでしょうか。


         by トンファン

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# by kanwu1950rizhong | 2017-07-07 10:35 | Comments(0)
 今朝(6月14日)天気予報のオネエサンが「今日はサツキバレです」というのを聞いて、エッ?と思いました。何かの間違いかと思いながら続きを聞いていると、「サツキバレとは旧暦の5月の晴れのことで、主に梅雨の晴れ間を指すことばです。」と・・・。知らなかった、この歳になるまでサツキバレもゴガツバレも5月の爽やかな晴天だと思っていました!最近のお天気オネエサンはおせっかいが多い、なんて苦情を言っていたけれど今回は良いことを教えてくれました。

 ということでサツキバレの今日にぴったりの実を探しに行きました。最近は街路樹や公園樹としてよく植えられているヤマモモです。

  
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 すぐに見つかりました。強い太陽の光と濃い緑の葉に囲まれて赤く熟してきたヤマモモの実。
自然林では暖地の海岸に近いところに大木となって、この倍ほどにもなる大きな実をつけていることがあります。木登りの上手な子供に頼んで実を落としてもらったのを思い出します。

 
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 まるでグラニュー糖をまぶしたお菓子のようなヤマモモの実。赤黒く熟すと、程よい酸味のきいた甘さが何とも言えない幸福感を与えてくれます。できるだけ道路から離れた場所にある実を口に入れることにします。熟した実はほどなく落ちて鳥や虫たちの餌になりますが、都会では道路に落ちたまま踏みつけられてしまうことが多いようです。

 1年の内で一番昼の長いこの時期は果実と花の季節。ラベンダーももうすぐ満開です。梅雨の最中でもこんな爽やかな空気にはこの紫色がよくにあいます。
 
 
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 暑い夏の前に、ちょっと身体と心が潤う時間を過ごしました。


      by dahai


 


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# by kanwu1950rizhong | 2017-06-14 17:14 | Comments(1)
 合同練習会2日目。
9時半から始まった全体練習は、簡化24式太極拳をみんなで演武することからスタートしました。

     
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  股関節はしっかり弛めて、上半身はまっすぐに。視線が下がらないようにしましょう!


         

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指先までしっかり意識を通わせて、小指・親指の動きは特に大切ですよ。細かい指導も入ります。           
実際に動いてみると、確かに小指の動きが体幹とつながっているのを感じます!
 視線や指先、細かなことのように思えて実は体全体を動かすもとになっている。とても大事なことを体験を通して学ぶことができました。

 10時40分からは、陳式簡化太極拳・48式太極拳・簡化24式太極拳の3種目に分かれての練習です。
お昼休みを挟んで午後3時半まで、それぞれの種目で熱心な練習が繰り広げられました。

  簡化24式の種目練習風景です。 
  
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白鶴亮翅の練習です。「股関節を緩めて、後ろに座るようにしましょう」などとより良い動きになるように丁寧な指導を受けます。

 こちらは48式太極拳。

    
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さすがに中級者、単鞭の形がきまっています。躍動感が伝わってきますね!


 そして陳式簡化太極拳のグループ。めったに指導を受ける機会がない渡部先生から是非指導を受けたいと、沢山の仲間が参加しました。陳式は初めてという受講生も多く、先生も生徒も大奮闘です。

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 初心の人は前列へ。基本の動きを確認します。


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  一段の大きな見せ場、攔扎衣の練習です。

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こちらでも、手取り足取りの熱い指導が続きます。
後方の経験者、さすがですね、かっこいい!!
先生は絶え間なく受講生の間を巡回し、それそれにアドバイスをし、一人一人の弱点を直し、汗だくの丁寧な指導を続けられました。それぞれの要点を押さえたメリハリのある指導で、私は一段の動きがスムーズにできるようになった気がします。
 「陳式の動きはちょっと大げさでもいいのです。思いっきり動ける楽しさがあります。」との言葉が実感として学べる、素晴らしい講習会でした。

 最後に渡部先生が表演された陳式太極拳は、バックの音楽もオリジナルの編集で、広島会場に合わせた「音戸の舟歌」を冒頭に盛り込んだ作品というサプライズがありました。流れるようなしなやかさ、軽くて力強い、太極拳の魅力が一杯に詰まった表演でした。
「広島の太極拳仲間に最高の講座を届けたい」との思いが心に届いた素晴らしい講習会でした。
 
       by dahai

☆  画像はすべてカメラマンの渡さん提供のものです。いつも素敵な写真をありがとうございます。      



       

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# by kanwu1950rizhong | 2017-06-01 13:08 | Comments(0)
 

白い綿毛が今盛んに飛んでいます。

柳絮(りゅうじょ)です。

柳絮とは柳の種子。

吸いたくはないのですが、鼻や口に否応なく入ってきます。

SNSには次のようなブラックユーモア。
 

二月吃 

三月吃 

四月吃柳絮 
 

二月はスモッグを食べ(吸い)

三月は砂ぼこりを食べ(吸い)

四月は柳絮(りゅうじょ)を食べ(吸い)
 

春の花はレンギョウで始まり、桃、梅、アンズ、梨、そしてライラック…。

しかし、ここは大陸の北。

春は風が強く、砂塵が舞う日も。

寒暖差があり、一週間の内に夏と冬が同居する日もありました。

5月。

大学の卒業シーズンです。

     


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貸衣裳も大人気。

4年生たちは様々な貸衣裳を着て、キャンパスのあちこちで記念写真を撮っています。

見ていると、とてもおもしろいです。


   

        


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街角。

街に一歩出ると、人々のエネルギーに圧倒されます。

人間のすべてをぶっちゃけたような世界。

雑踏の中の私は、異邦人です。

信号も横断報道も、あってないようなもの。

スピードをゆるめず向かってくる車の中に、人々は平気で踏み出していきます。

    

      

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バス停で止まった一台のバス。

車体の掲示が目に留まりました。
     
    

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「人情票」。

「票」とは切符、つまり「人情切符」。

運転手と懇意の乗客による「ただ乗り」のことです。

これには運転手に罰金100元、とあります。

都市部はまだしも、田舎に行くとこのような事例が多いと聞きます。

中国社会は「人情社会」。

「人情」という語が、心に残りました。
 

私がたまに行く小さな食堂のメニュ。

たくさんの漢字が並んでいます。

    
    

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香豆腐」。

「魚」という漢字がありますが、運ばれてきた料理に魚はありません。

」とは甘辛い味付けという意味。

つまり、甘辛い豆腐料理です。

「炒三」。

「炒」は「炒める」。

」は、青椒肉(チンジャオロース)でおなじみ、「細切り」のこと。

つまり、三つの食材の細切りを炒めたもの、という意味です。

その三つとは食べてみてわかりました。

ここでは「もやし」「鶏肉」「干豆腐(gandoufu)」。

もやしは細切りするまでもなく、細いです。

「これらの漢字を見て、料理内容がすぐわかるのですか」と学生に聞きました。

「全部、わかります」。

中国人ですから当然です。
 

日記。

何人かの学生に日記を渡しています。

日記からは色々な言葉を教えてもらいます。

「月光族」。

「光」は「~し尽す」の意。

つまり、その月のお金をすでに使い果たした人々のこと。

手党」。

duo)」とは「包丁でたたくように切る」の意。

つまり、手を包丁でたたくように、自らを後悔する人々の意です。

ネットショッピングでお金を使い果たした女性たちのことです。

「吃土」。

文字通り、土を食べる。

お金を使い果たし、もはや土しか食べるものがない人々のことです。
 

学生たちを見ていると、現金をあまり使いません。

スマホをかざすだけです。

スーパーも飲食店もタクシーも、はては個人営業の屋台の支払いも。

キャッシュレス社会の進展の速さを感じます。

写真は先日あった「ハルビン日本語交流会」。

ハルビンで日本語を学ぶ大学1年生の集まりです。

「ようかい体操」です。
   
   

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夕陽。

夕陽はフラッシュのような強烈な輝きで落ちていきます。

夕方、大学の広場は近くの子供たち、その親たち、そして学生たちでいっぱい。

夕涼みといった風情です。
   


「暮江吟」(白居易)。

長江の落日を描いた詩です。
 

一道残阳水中

半江瑟瑟半江

可憐九月初三夜

露似眞珠月似弓
 

一筋の夕陽が川面に斜めに差し込み

長江の流れを半分は碧色に、半分は紅色に染めている
・・・
・・・
 

川の碧(みどり)と夕陽の紅(くれない)。

色彩のコントラストが美しいです。
 

「夕阳(夕陽紅)」という言葉を学生に教えてもらいました。

夕陽の輝き、という意味です。

輝く老境、のたとえです。

大学でも日本人の年配者の姿があります。

圧倒的な数の韓国人やロシア人の若者たちに交じって、中国語を勉強しています。

彼らもまた「夕阳」です。
     


               by トンファン


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# by kanwu1950rizhong | 2017-05-22 17:59 | Comments(1)