日本と中国の人びととの友好交流などなど


by kanwu1950rizhong
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
 

白い綿毛が今盛んに飛んでいます。

柳絮(りゅうじょ)です。

柳絮とは柳の種子。

吸いたくはないのですが、鼻や口に否応なく入ってきます。

SNSには次のようなブラックユーモア。
 

二月吃 

三月吃 

四月吃柳絮 
 

二月はスモッグを食べ(吸い)

三月は砂ぼこりを食べ(吸い)

四月は柳絮(りゅうじょ)を食べ(吸い)
 

春の花はレンギョウで始まり、桃、梅、アンズ、梨、そしてライラック…。

しかし、ここは大陸の北。

春は風が強く、砂塵が舞う日も。

寒暖差があり、一週間の内に夏と冬が同居する日もありました。

5月。

大学の卒業シーズンです。

     


b0176815_17463650.jpg

貸衣裳も大人気。

4年生たちは様々な貸衣裳を着て、キャンパスのあちこちで記念写真を撮っています。

見ていると、とてもおもしろいです。


   

        


b0176815_17471302.jpg

    

街角。

街に一歩出ると、人々のエネルギーに圧倒されます。

人間のすべてをぶっちゃけたような世界。

雑踏の中の私は、異邦人です。

信号も横断報道も、あってないようなもの。

スピードをゆるめず向かってくる車の中に、人々は平気で踏み出していきます。

    

      

b0176815_17475542.jpg
     

バス停で止まった一台のバス。

車体の掲示が目に留まりました。
     
    

b0176815_17485089.jpg

    

「人情票」。

「票」とは切符、つまり「人情切符」。

運転手と懇意の乗客による「ただ乗り」のことです。

これには運転手に罰金100元、とあります。

都市部はまだしも、田舎に行くとこのような事例が多いと聞きます。

中国社会は「人情社会」。

「人情」という語が、心に残りました。
 

私がたまに行く小さな食堂のメニュ。

たくさんの漢字が並んでいます。

    
    

b0176815_17495859.jpg

    

香豆腐」。

「魚」という漢字がありますが、運ばれてきた料理に魚はありません。

」とは甘辛い味付けという意味。

つまり、甘辛い豆腐料理です。

「炒三」。

「炒」は「炒める」。

」は、青椒肉(チンジャオロース)でおなじみ、「細切り」のこと。

つまり、三つの食材の細切りを炒めたもの、という意味です。

その三つとは食べてみてわかりました。

ここでは「もやし」「鶏肉」「干豆腐(gandoufu)」。

もやしは細切りするまでもなく、細いです。

「これらの漢字を見て、料理内容がすぐわかるのですか」と学生に聞きました。

「全部、わかります」。

中国人ですから当然です。
 

日記。

何人かの学生に日記を渡しています。

日記からは色々な言葉を教えてもらいます。

「月光族」。

「光」は「~し尽す」の意。

つまり、その月のお金をすでに使い果たした人々のこと。

手党」。

duo)」とは「包丁でたたくように切る」の意。

つまり、手を包丁でたたくように、自らを後悔する人々の意です。

ネットショッピングでお金を使い果たした女性たちのことです。

「吃土」。

文字通り、土を食べる。

お金を使い果たし、もはや土しか食べるものがない人々のことです。
 

学生たちを見ていると、現金をあまり使いません。

スマホをかざすだけです。

スーパーも飲食店もタクシーも、はては個人営業の屋台の支払いも。

キャッシュレス社会の進展の速さを感じます。

写真は先日あった「ハルビン日本語交流会」。

ハルビンで日本語を学ぶ大学1年生の集まりです。

「ようかい体操」です。
   
   

b0176815_17505170.jpg

      

夕陽。

夕陽はフラッシュのような強烈な輝きで落ちていきます。

夕方、大学の広場は近くの子供たち、その親たち、そして学生たちでいっぱい。

夕涼みといった風情です。
   


「暮江吟」(白居易)。

長江の落日を描いた詩です。
 

一道残阳水中

半江瑟瑟半江

可憐九月初三夜

露似眞珠月似弓
 

一筋の夕陽が川面に斜めに差し込み

長江の流れを半分は碧色に、半分は紅色に染めている
・・・
・・・
 

川の碧(みどり)と夕陽の紅(くれない)。

色彩のコントラストが美しいです。
 

「夕阳(夕陽紅)」という言葉を学生に教えてもらいました。

夕陽の輝き、という意味です。

輝く老境、のたとえです。

大学でも日本人の年配者の姿があります。

圧倒的な数の韓国人やロシア人の若者たちに交じって、中国語を勉強しています。

彼らもまた「夕阳」です。
     


               by トンファン


[PR]
# by kanwu1950rizhong | 2017-05-22 17:59 | Comments(0)
 五月晴れの13日(土)、14日(日)県立総合体育館・武道場で2017年広島支部の太極拳合同練習会が行われました。今年は東京都連の渡部快枝先生をお迎えして、45名の太極拳仲間が熱心に講習を受けました。
 
 1日目の13日は午後2時半から5時まで、渡部先生による「意識を持って太極拳を演じよう」をテーマにした講習。基本の動きを目線や重心の移動を意識しながら確認します。

  
b0176815_20495332.jpg

真剣な表情で先生の一言一言に耳を傾け、自分の体の動きに意識を集中します。             

この日の講習ではこんな小道具が準備されていました。
掌(手のひら)の向きの変化がよくわかるようにプラスチックのプレートを手のひらにつけて、攬雀尾のリュィの動作。 確かに赤や黄のプレートは目立ちます。            

b0176815_21083675.jpg

掌の変化は体幹の動きと連動します。とてもわかりやすい小道具ですね。

このプレートをつけて簡化24式を演じると、意識はずっと掌の向きにあり、今まで無意識に動かしていたことを思い知らされました。こんな練習方法もあったのですね。

 
b0176815_21453611.jpg

テンポの良い指導、丁寧なアドバイスにすっかり魅了され、充実感いっぱいで一日目の講習は終了しました。

画像はすべてカメラマンの渡さん提供です。

       つづく
                 by dahai



[PR]
# by kanwu1950rizhong | 2017-05-19 21:56 | Comments(0)

2017年 山笑う季節

 春の大型連休は大きな天候の崩れもなく、最終日の今日も天気は快晴、でも景色は黄砂で霞んでみえる。
いつもより3~4日遅くなったけれど、今年も臥龍山のブナ林行きを欠かすわけにはいかない。

 やはり、いつもと少し違う山の景色。ブナやミズキはすっかり新しい葉を展開していた。

b0176815_16260539.jpg


 ミズキの新緑は何度出会っても、力強い新鮮さで引き付ける魅力がある。走り回る幼子のようにエネル    ギーを振りまいている。

 林の中の白い花が今年はやけに多いと感じた。季節のずれなのか、倒木が多く光が多く差し込んだ結果なのか・・。 林縁を飾るムシカリの花に沢山出会えた。

 
b0176815_16344054.jpg

                             
毎春の定番ながら、「今年も会えましたね!」と挨拶できる間柄になれたような気がする。
 同じ場所に通うこと約30年、少しずつ山が荒れて、訪れる人が少なくなったように感じる。  



b0176815_16475755.jpg

   ブナの老木は今年もたくさんの新葉をつけて、まだまだ現役でがんばっている。         
気候の変化に負けないで美しい森林をこれからも維持して!と願う。


日当たりのいい林縁では、かんざしのように花穂がぶら下がったキブシにも出会った。

b0176815_17011584.jpg


今年も沢山の植物や美しい鳥たちのさえずりから、新鮮なエネルギーをもらった。
太陽の光をいっぱい受けて元気に育ってください。また会いましょう~~!

by dahai











           
       



[PR]
# by kanwu1950rizhong | 2017-05-07 17:07 | Comments(0)
 

4月中旬。

黄色いレンギョウ(连翘)が咲きました。

桃のつぼみも顔を出しています。

この地もようやく春を迎えようとしています。

写真は朝6時過ぎ。

5月の運動会に向けて、バレーボールの練習をしています。

学生たちの朝は早いです。



    


b0176815_20522218.jpg

  



「升旗」(国旗掲揚)。

毎週月曜日の早朝、軍事を学ぶ学生たちが行います。

体操服姿は1年生。

運動会の練習中です。
    

b0176815_20535308.jpg
   

今、中国で大ヒットしているドラマがあります。

「人民的名(人民の名義)」

反腐敗をテーマにした連続ドラマです。

物語はテンポよく進み、興味深い内容です。



  

日本の作家、東野圭吾(ひがしのけいご)。

彼の代表作「容疑者Xの献身」。

その中国版映画(「嫌疑人X的」)が、先月公開されました。

学生も多く見に行ったようです。

東野圭吾は中国では人気が高く、書店には彼の作品が多く並んでいます。

撮影場所はここハルビンも使われています。

  


「お湯を沸かします」

「お湯が沸いたら、麺を入れます」

「麺が入ったら、しばらく煮立てます」

「麺が煮立ったら、火を止めます」


  

これは、2年生の会話テキストの一場面。

「沸かす」「沸く」

「入れる」「入る」

「煮立てる」「煮立つ」

これら動詞ペアーは「他動詞」と「自動詞」と呼ばれています。

日本人は自然に使い分けていますが、外国人にとっては習得の難しい項目です。

  


写真は料理の発表。

自分の好きな料理を紹介するというものです。

ただし、必ず「他動詞」「自動詞」を使って、と指示しています。

  

b0176815_20550262.jpg
   

「カレーのルーを入れます」

「ルーが入ったら、…」

カレーや味噌汁などの日本料理。

重慶出身の学生は火鍋、西安の学生は麺、江西省出身の学生はビーフン炒めと、ふるさと料理を紹介する学生たちも。

しかし、発表はいつしか「他動詞」「自動詞」どころではなくなってしまいました。

  


「現代学生百人一首」(東洋大学)。

日本の高校生たちの作った短歌を集めたものです。

内容はまさに青春そのもの。

2年生の授業でいくつか取り上げました。 
  

b0176815_20565689.jpg
   

やはり10代の同世代。

言語を越え、共感するものが多かったようです。

次の短歌も人気がありました。( )は学生訳。

  

「鏡の前で十回練習したけれどあなたの前だと言えない二文字」

练习千百回,君前不知言何


   

「夢を追うあなたの背中が美しい努力という字が見える気がする」

(每个追求梦想的你的背后,有美的“努力”二字,在耀耀生光)

  


先生に楽器を紹介しますと、二人の学生が訪ねてきました。

「アコーディオン」と「琵琶」です。
  

b0176815_21020254.jpg
  

アコーディオン(手)の学生は、小学校3年生から習い始めたそうです。

ロシア民謡の何曲かを聴かせてくれました。

すばらしい演奏でした。

琵琶の学生は、習い始めてまだ1年あまり。

曲は「琵琶語」と「青花瓷」。

伝統楽器に興味があったと、楽器についても詳しく説明してくれました。

彼らの日本語に耳を傾けます。

  

楽器を紹介してくれた学生たちのクラス。

みんな積極的です。

その分、授業準備は怠れません。
  

b0176815_21032060.jpg

  

この秋、この中の7人が日本へ留学します。

日本で多くのことを体験してほしいと思います。

               by トンファン




[PR]
# by kanwu1950rizhong | 2017-04-28 21:18 | Comments(0)
 

44日。

この日は中国では「清明節(せいめいせつ)」。

先祖の墓参りをする日です。

「踏青節」とも呼ばれ、春の青草を踏んで、春のピクニックに出かける日でもあります。

大学も4連休。

SNSには、春の野山や湖で遊ぶ学生たちの写真が投稿されていました。

杜牧(とぼく)の「清明」という詩は有名です。

淸明時節雨紛紛 (清明の時節 紛々)
路上行人欲斷魂 (路上の行人 魂を断たんと欲す)
借問酒家何處有 (借問す 酒家は何処に有る)
牧童遙指杏花村 (牧童 遥かに指す 杏花村)

42日。

ハルビン市を流れる松花江。

川は解氷が進んでいました。


b0176815_13205912.jpg




この日、川岸には多くの人々の姿がありました。

北の地ハルビンは、詩に描かれているような春の雨もなく、白い杏(あんず)の花も咲いていません。

しかし、松花江の解氷は、冬の長いこの地の人々にとって、季節の移行を感じさせる風景です。

                                                                            



ハルビン。

この街は中国の他の都市にはない特徴があります。

帝政ロシアによって作られた都市だということです。

19世紀末、帝政ロシアは、中国東北部を横断する鉄道を敷設しました。

東清鉄道(中東鉄道)です。

その建設拠点として作られたのが、ハルビンです。

ここには鉄道建設の司令塔「中東鉄道管理局」(1908年)が置かれました。

やがてロシア革命を逃れた多くの音楽家たちが、シベリア鉄道を経由しこの地に移り住んだことでも知られています。

次の写真は「中東鉄道クラブ」(1911年)の建物。


 

b0176815_13472554.jpg

  

「中東鉄道クラブ」は、当時のロシアの鉄道人たちの文化サロンです。

ここでは演奏会やオペラなどが上演されました。

この建物は現在、「ハルビン鉄道博物館」として内部が公開されています。
                                                                                      



写真は劇場。

正面は舞台。舞台の下にはオーケストラ席。

四方の壁に刻まれた彫刻が見事です。


  

b0176815_13494043.jpg

戦前のハルビンを舞台にした映画があります。

李香蘭主演の「私の鶯(うぐいす)」(1943年)です。

この映画の中にもこの劇場のシーンが何度か出てきます。

                                                            


写真は当時の劇場の様子。


 

b0176815_13525635.jpg

 

教会。

鉄道沿線の街にロシア人がまず建てたのが教会(ロシア正教)。

ハルビンにもいくつかの教会が残っています。

「私の鶯」の中で、一瞬登場する教会があります。

聖イーベルスキイ教会(圣伊维尔教堂1908年)です。

7つの玉葱(たまねぎ)状の尖塔をもつ、美しい教会です。

写真は往時の姿。


 

b0176815_13542585.jpg
 

残念ながら、この教会は文革期破壊され、現在は建物の土台が残っているだけです。

写真は現在の姿。


b0176815_13561228.jpg
 

今、周囲はハルビン新駅の再開発中。

立入、撮影とも禁止です。

写真は遠くから撮ったもの。

もしこの教会が現存していたら、この街の貴重な観光資源になっていたはずです。

工事現場の柵に、新駅の完成予想図が描かれていました。

見ると、新駅の周囲にこの教会の絵があります。

ひょっとすると、復元される計画があるのかもしれません。

7つの尖塔が、再びよみがえるならば、すばらしいことです。


 
     by トンファン




[PR]
# by kanwu1950rizhong | 2017-04-07 14:12 | Comments(1)