日本と中国の人びととの友好交流などなど


by kanwu1950rizhong
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44日。

この日は中国では「清明節(せいめいせつ)」。

先祖の墓参りをする日です。

「踏青節」とも呼ばれ、春の青草を踏んで、春のピクニックに出かける日でもあります。

大学も4連休。

SNSには、春の野山や湖で遊ぶ学生たちの写真が投稿されていました。

杜牧(とぼく)の「清明」という詩は有名です。

淸明時節雨紛紛 (清明の時節 紛々)
路上行人欲斷魂 (路上の行人 魂を断たんと欲す)
借問酒家何處有 (借問す 酒家は何処に有る)
牧童遙指杏花村 (牧童 遥かに指す 杏花村)

42日。

ハルビン市を流れる松花江。

川は解氷が進んでいました。


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この日、川岸には多くの人々の姿がありました。

北の地ハルビンは、詩に描かれているような春の雨もなく、白い杏(あんず)の花も咲いていません。

しかし、松花江の解氷は、冬の長いこの地の人々にとって、季節の移行を感じさせる風景です。

                                                                            



ハルビン。

この街は中国の他の都市にはない特徴があります。

帝政ロシアによって作られた都市だということです。

19世紀末、帝政ロシアは、中国東北部を横断する鉄道を敷設しました。

東清鉄道(中東鉄道)です。

その建設拠点として作られたのが、ハルビンです。

ここには鉄道建設の司令塔「中東鉄道管理局」(1908年)が置かれました。

やがてロシア革命を逃れた多くの音楽家たちが、シベリア鉄道を経由しこの地に移り住んだことでも知られています。

次の写真は「中東鉄道クラブ」(1911年)の建物。


 

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「中東鉄道クラブ」は、当時のロシアの鉄道人たちの文化サロンです。

ここでは演奏会やオペラなどが上演されました。

この建物は現在、「ハルビン鉄道博物館」として内部が公開されています。
                                                                                      



写真は劇場。

正面は舞台。舞台の下にはオーケストラ席。

四方の壁に刻まれた彫刻が見事です。


  

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戦前のハルビンを舞台にした映画があります。

李香蘭主演の「私の鶯(うぐいす)」(1943年)です。

この映画の中にもこの劇場のシーンが何度か出てきます。

                                                            


写真は当時の劇場の様子。


 

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教会。

鉄道沿線の街にロシア人がまず建てたのが教会(ロシア正教)。

ハルビンにもいくつかの教会が残っています。

「私の鶯」の中で、一瞬登場する教会があります。

聖イーベルスキイ教会(圣伊维尔教堂1908年)です。

7つの玉葱(たまねぎ)状の尖塔をもつ、美しい教会です。

写真は往時の姿。


 

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残念ながら、この教会は文革期破壊され、現在は建物の土台が残っているだけです。

写真は現在の姿。


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今、周囲はハルビン新駅の再開発中。

立入、撮影とも禁止です。

写真は遠くから撮ったもの。

もしこの教会が現存していたら、この街の貴重な観光資源になっていたはずです。

工事現場の柵に、新駅の完成予想図が描かれていました。

見ると、新駅の周囲にこの教会の絵があります。

ひょっとすると、復元される計画があるのかもしれません。

7つの尖塔が、再びよみがえるならば、すばらしいことです。


 
     by トンファン




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# by kanwu1950rizhong | 2017-04-07 14:12 | Comments(1)

お花見で太極拳

 4月4日火曜日太極拳教室の仲間で、お花見をしました。
この日は朝から快晴の花見日和。20度を超える陽気で桜の花も次々開花、5分・6分咲きのソメイヨシノや濃いピンクの枝垂桜のもとで、花見弁当を囲みました。

 
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 この日はお花見が重なった人もいて、全員参加とはなりませんでしたが、ぽかぽか陽気の中でのお弁当は殊更においしく、会話も弾みました。「月曜日~木曜日は休肝日なのでお酒は飲めませんが、イベントは別扱いです。こんなイベントをもっと増やして!」と満面笑みの男性受講生。

 お腹も一杯になったところで、簡化24式太極拳を演じました。

  
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 青空のもと、木々に囲まれて演じる太極拳は格別です。

「花見」が日本文化として観光の目玉になってきたこの頃。外国人観光者が私たちの太極拳をカメラに収める姿も見られました。桜の花と太極拳、日本と中国が融合したいい風景です。

  
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 「今日は最高の花見でしたね」と幹事さんに感謝しながら、今年度最初イベントは終了しました。
2017年度の太極拳教室は最高のスタートで始まりました!


          by dahai



  
 

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# by kanwu1950rizhong | 2017-04-05 11:03 | Comments(0)
3月も今日・明日で終わり。
今年はいつまでも冬の空気が居座って、桜の開花を待ち遠しく思っていたところ、今日は春本番の暖かい空気と日射し。こんな日はじっとしていられません。桜の花探しに出かけました。
見つけました!

 
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中央公園の一角の1本はもうこんなにたくさんの花をつけていました。
今日の陽気で一気に咲いたようです。

 ほとんどの木はこれから。
この日を待っていましたとばかりにつぼみが膨らんでいます。

  
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 1~2時間後にはもう開花しそうです。
どの木も枝先が明るいピンク色で、まさに希望そのもののように思えます。

 最近よく見かけるようになったツグミ。眉のような白い線が目立って、草原を跳ぶように歩くので
ついつい目を奪われます。

   
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  北の国へ飛び立つ日も間近なようです。

 広島城のお堀の水が元安川に放流されている場所では、こんな姿にも会いました。

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アオサギです。じっと見つめる先には何があるのでしょうか。   
すっくと伸ばした首、黒い冠毛は細く首の後ろでピンと跳ね上がっています。人が近づいてもびくともしない毅然とした様子に威厳を感じます。

季節の変わり目、特に春の訪れは沢山の感動を持ってきてくれます。
外に出かけるのが楽しい時期になりました!


by dahai






 


 



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# by kanwu1950rizhong | 2017-03-30 17:38 | Comments(0)
 

3月。ハルビン。

朝の気温は-5℃前後。

厳冬期に比べれば、ずいぶん暖かくなりました。

所々にまだ氷は残っていますが、少しずつ溶け出しています。

写真は早朝の大学構内。

木陰の道や路肩には、まだ氷が残っています。

奥の建物は日本語科のある教室棟。


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後期の授業は3週目に入りました。

今学期の私の担当は、3年生の精読と2年生の会話。

そして大学院の授業も加わりました。

数えてみると、学生数は140名ほど。

全員の名前を覚えたいのですが、ほぼ不可能です。

写真は2年生の会話クラス。

ペアーでする会話を話し合っています。


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学生たちはクラスのおよそ半数が黒竜江省、半数が省外の各地から来ています。

北は黒竜江省の大興安嶺(だいこうあんれい)から、南は福建省まで。

広大な国であることを感じます。

写真は学生のおみやげ。

竹簡(ちくかん)を模したもの。

学生は、荊州(けいしゅう/湖北省)出身。

ハルビンに来た母からです、と突然手渡されました。

感謝の言葉しかありません。


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週末。

松花江(しょうかこう)沿いに続くスターリン(斯大林)公園を歩きました。

写真は松花江。

危険なため、すでに川の横断は禁止。


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公園には、市民の変わらぬ光景がありました。

冬空の下、陽だまりに憩う老人たち。

卓球、ダンス、鉄棒、トランプ、健康体操、蹴羽根(けばね)、合唱、ローラースケート、太極拳、たこ揚げ…。

人口が多く、空間スペースの少ないこの国で、公園は人々の大切な社交場です。

写真は合唱する人々。

譜面をのぞくと「哈尔滨姑娘(ハルビンの娘)」という題の曲も。

歌を聞いていると、なつかしさを感じます。

後景はスターリン公園。


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昨年の話です。

最後の仕事を終えたのが1230日。

1231日、帰国のためハルビンの空港に向かいました。

しかし、この日ハルビンは重度の空気汚染。

案の定、空港も視界不良で飛行機は飛ばす。

空港で待つこと8時間。

上海に着いたのは午後11時頃でした。

すでに乗り継ぎ便はなく、中国での思わぬ年越しとなりました。

そして今年。

ハルビンにもどったのは224日の夜。

さっそく部屋の鍵が開きません。

部屋の鍵は学期ごとに申請し直さなければならないことがわかりました。

再び別棟まで雪道を歩き、申請を終え、部屋に入ると今度は中はほこりだらけ。

冬休み、部屋の内部を改修したようでした。

翌日は断水。

ネットも不通。

生活はなかなか日本のようにはいきません。

なるようにしかなりません。

それでも、何とか人々に助けられています。

大みそかの日も、ハルビンの空港では居合わせた中国の大学生に、深夜の上海では同便の中国人に、それぞれお世話になりました。

異国にいると、人々の好意が心に滲みます。

    by トンファン





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# by kanwu1950rizhong | 2017-03-16 21:22 | Comments(0)
 毎週月曜日午後6:30~8:30、竹屋公民館を会場に太極拳を学んでいる広島支部の仲間たちが、今年も公民館まつりでステージ発表しました。
今年の発表の目玉は「健身気功・五禽戯」です。五種類の動物、虎・鹿・熊・猿・鳥の動きを真似て健康になる、という中国の代表的な気功の1つです。


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これは虎戯。獲物に跳びかかっているところでしょうか。

指先までしっかり意識が伝わっている様子がよくわかります。すっかり肉食動物になりきって、体が勢いよく伸びています。

次は鹿戯。
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指の形に注目です。親指・人差し指・小指が鹿の角を表しています。

最後は鳥戯。
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気持ちよさそうに羽ばたいていますね。
大のオトナが動物の真似?と思われるかもしれませんが、これが結構楽しいのです。
ちょっと滑稽でもあり、童心に帰って心も体ものびのび、解放されます。

次の演目は32式太極剣です。長い剣をうまくさばくにはには体を大きく使うことが要求されます。

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進歩平刺。二人の意気はぴったりあっています。

 この後は恒例の簡化24式太極拳を全員で、ゆったりのびのび演じてこの日の発表は終わりました。

春のやわらかい空気が心地よい一日でした。


       by dahai
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# by kanwu1950rizhong | 2017-03-12 20:44 | Comments(0)